Happy deer’s diary

健康、子育て、美容について。家族の日常やトラブルも。白文鳥も活躍中!

父がアルツハイマー型認知症になりました。

先日、父がアルツハイマー認知症の診断を受けました。
来てしまいましたね。こんな日が。

父は70代前半です。
元官僚で、頭が良くてまじめで家族思いな人なので尊敬しています。
今日も病院へ連れて行ってきました。

先生の話によると脳の萎縮はかなり進んでいる様子。
4段階で一番ひどいランクのようですがそのわりにはしっかりしているそうです。

おかしいなーって思ったのはもうだいぶ前の話。6〜7年前だったかな?
退職して部屋で過ごすことが多くなった頃。
仕事一筋でまじめに生きてきて、趣味もなく友達と会いたいとも思わず、
習い事もやりたくない。
毎日一歩も外にでないんです。
ただ孫たちがかわいい盛りで、泊まりに行ったり孫の行事に行くことを
とても楽しんでいました。

こんな生活送ってたら認知症になっちゃうよ、ってみんな思います。
思いながらも父がちょっとおかしなことを言ったりしても、
最近頭使ってないから鈍ってるな?って考えました。
認知症って言葉を避けていたのかも知れませんね。

だいぶ前に「おかしいな」って思った出来事

  • 「昔このお店みんなでよく来たな。」と言うけど1回しか行ったことがない。
  • 機械式のマンションの駐車場。毎回駐車場番号を入れるのにある日突然マンションの部屋番号を入力して、動かないと言い出した。
  • ビデオの操作をしなくなった

とまあ、こんな些細な感じです。
でぃあみは一緒に住んでいないのであまり感じませんでしたが、この頃から母が
「お父さんがおかしい」とよく言うようになりました。

やっぱりまずいよねって思った出来事

  • 朝ニュースを見て「こりゃひどいな。」と驚いたのに夕方同じニュースを見て「こりゃひどいな。」と驚いていた。
  • 前日に食べてしまったお菓子を翌日に食べようとして見当たらないと言って探す。
  • 父と約束をしていた日。「雨だから中止にするね」と電話をした10分後に「今日雨だけどどうするの?」と電話がかかってきた。

こうやって書くとやっぱりまずいよね、どころか早く病院へ!と言う感じですね。
この頃には父は「もう歳だし。」と言って免許を自主返納していました。
もしかしたら自分で何かに気づいたのかも知れません。

でも、むずかしいんです。どうやって病院に連れて行くか。
お父さん、認知症じゃない?病院で検査してみた方が、なんてなかなか言えませんよね。

そんなこんなで母が父のかかりつけの病院に相談していました。
最初は「本人に話してちゃんと受診してくれないと」と言われ
何もしてくれなかったのですが病院も父の異変を感じたらしく、
ある日父がいつもの血液検査に行くと突然認知症のテストをしたそうです。
そしてその結果が非常に悪かったので父にきちんと別の病院で診察を受けるよう
紹介状を用意してくれたそうです。

さて、父の反応ですが思いのほか冷静だったようです。
さぞかしショックだったとは思いますが隠しているのでしょうか?

認知症になるとキレやすくなると聞きますが、父は今のところそのような様子はありません。むしろ穏やかになっています。
私に何か聞くときも「もしかしたら何回も聞いたかも知れないけど教えてほしいんだけど」とよく言います。
初めて認知症の貼り薬をもらって貼ったときもピタッと貼って、
「よし!治った!」と笑って冗談を言っていました。

今後どうなるのでしょうか?
進行を遅らせる貼り薬を使い始めましたが一体どのくらい遅らせられるのか。
そもそも貼らなかったらどのくらいのスピードで進行するのかすら知らないのですから
早まったのか遅くなったのかなんてわからないんですよね。
以前ネットで見た情報によると
3年かけて時間を忘れ、3年かけて人を忘れ、3年かけて自分が人であることを忘れる
とありました。うろ覚えですが。
最初に今がいつなのかはっきりしなくなり、次に人の名前や顔、誰なのかわからなくなり、最後には自分が誰なのか、なんなのかわからなくなるそうです。

少しでもゆっくりになりますように。